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​当サイトについて

●「月下庵」は、海熊童子が運営する、江戸初期成立作品『前太平記』及びその他古典文学作品の現代語訳を公開する個人の趣味のサイトです。
●訳の引用・スクリーンショットなどは、作品名及び本サイトのURLをご記載いただけましたらご自由にしていただいて結構です。

家主について

名/ 海熊童子(うみくまどうじ)

(twitterアカウント:@UMIKUMADOJI➡         )
性/ 女
生/ 1994/11/3

住/ 武蔵国府の町→大江山の裏々山の谷の間
好/ 『前太平記』、酒呑童子伝説、猫、京都府北部

 『前太平記』の訳を始めたのは、中学三年生のころ、源頼光と酒呑童子のことが大好きで、彼らのことをどうしても知りたく思い、『前太平記』を購入しました。しかし、始めはその本が最初から訳されているものと思い買ってしまい、ドキドキしながらページをめくると、全文古語、ところどころ漢文さえもあって驚いたのを覚えています。面倒くさがりな私は、その時点で目を通すことも億劫になってしまい、すぐさま本を閉じました。しかし、その本の値段が約5000円と高価で、母に買ってもらったという引け目もあり、「せっかくだから源頼光と酒呑童子に関するところだけでも訳してみよう」と決心し、現代語訳に取り掛かりました。最初は軽い気持ちで始めたものでしたが、訳をしてみると、豪快な武士の戦闘や、登場人物の細かな描写、度々引用される先人の故事などが、中学生高校生の私にとって衝撃的で、頭の中に流れる物語の状況があまりにも鮮明にイメージできて、私はこの物語を美しいと思うようになりました。訳を進めれば進める程、忽ち私は『前太平記』の虜となり、ついに大学受験が終わってからは、第一話から訳をするようになりました。
 私の目標は、『前太平記』をより多くの人に知ってもらい、この日陰にあり続けた文学を日の当たる場所へと出すことです。
 大変拙い訳で、台詞部分以外は、なるべく直訳もしくは意訳としているため、面白いものではないかもしれませんが、多くの人に読んでもらいたいと思っております。
 面白く、解りやすい訳になるように努力します。どうかお付き合いいただきますこと、よろしくお願いします。

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